都庁面接対策に特化した『都庁面接試験の本質』(平成29年度改訂版)

論文・面接試験は評価の基準が分かりにくいと言われることがあります。これは、受験生が、採用側の視点に立てていないことが原因です。

都庁の採用試験では、面接試験は1類A・B一般方式で1回、1類B新方式でも2回しかありません。挽回の機会はほとんどなく、一発勝負と言えます。

そして、面接試験の評価は、試験当日に面接官に伝わったことが全てです。仮に面接の場で本来の実力がまったく発揮できなかった場合、普段なら落ち着いてもっと上手くできるのかどうかは、初対面の面接官には分かりません。

他の受験生との公平性の観点からも、面接官は、面接の場で確認できたことのみに基づいて人物の評価を行います。

このため、限られた面接試験の時間で、都の職員にふさわしい人材としての基礎力、潜在能力を的確に示す必要があります。「好意的に解釈してくれるのではないか」と安易に期待することはできません。

また、面接試験は、能力を認定するための資格試験ではありません。面接から8~9か月後に都庁の職場で働く人材を選抜する試験です。受験生の態度や回答内容は、全て職業人としてのポテンシャルを示すものとして検証されます。

面接官に、「ウチの部下より優秀だ! 自分の課にもこんな人材が来てくれれば」とまで思わせることができれば、高得点に直結します。

都庁内の職員の勤務評定(業績評価)においては、どのような人材を評価するか、上司による個別面談まで行われています。
いわば採点の基準については各職員も把握しているはずですが、それでも想定通りに昇任試験を突破する人材、高い勤務評定を得る人材のほうが少数です。

つまり、評価の基準や採点の基準を知るだけでは不足であり、それを実践できる力を身に着けなければ意味がありません。

『都庁OBが教える、都庁面接試験の本質(上・下巻)』は、東京都庁を受験する方、および公務員試験を併願する方を対象とした、面接試験対策の専門書です。

当書は、面接直前期に回答を整理するために大いに力を発揮します。

さらに、都庁の志望度が高い方、早い時期から公務員試験対策に着手できる方は、面接でどのような人物として認識されたいか、どのように答えられるようになりたいか理想像を固め、その理想像から逆算し、現在どのような行動を心掛けるべきかなど、日々の活動にも取り入れていただければ幸いです。
将来を見据え、人材としての基礎力向上に日々努めてきた実績も、面接での人物評価に含まれます。

・ 面接試験を有利に運ぶ実戦ノウハウ
・ 面接官の心理と、評価基準を踏まえた
    アピールポイント
・ 踏み外してはならない都庁志望動機のライン
・ 都庁面接でのNGワード
・ 『都庁 組織・人事改革ポリシー』の詳説
・ 回答実践-厳選61問
・ プレゼン、グループワークの評価ポイント
など、面接試験およびプレゼン、グループワーク試験に特化した当書上・下巻には、「この受験生は違う」と一歩抜け出すために受験生が知っておくべき視点、ノウハウが凝縮されています。

当書上巻には、都総務局人事部が策定した『都庁 組織・人事改革ポリシー』を題材として、人事当局が望ましいと考えている人材像について、面接試験に備える受験生に向けた切り口で詳しい解説を加えました。

さらに、回答実践(下巻)では、ケーススタディとして、各質問に対して都庁OBが十分と考える模範回答例と、回答例のどの部分がなぜ評価されるのか解説しています。

また、受験生が間違った方向に熱意を見せてしまうことが多い要注意質問には、反面教師として「残念な回答例」も掲載し、どこが悪いのか、面接官が何を感じ取るのか解説を加えました。

当書の主な対象は都庁1類A・B(一般方式、新方式)ですが、地方公務員試験の最高峰、東京都庁の面接レベルに対応していますので、道府県や政令指定都市など、同様の視点で選抜している他の自治体との併願にも活用できます。


『都庁OBが教える、都庁面接試験の本質
(上・下巻)』の収録内容
  
<上巻> 全142ページ( 約7万4千字)
はじめに
1 面接試験を有利に運ぶ
(1)面接試験とは何か
(2)敵を知る
(3)どこまで本音を言うべきか
(4)受かる行動様式、落ちる行動様式
(5)模擬面接は必要か
(6)面接では相手に伝わったことが全て
(7)評価を下げる回答の暗記
(8)「ありのままの姿」で面接に臨むべきか
(9)面接官への効果的なアピール
(10)面接官への気配り
(11)踏みはずしてはならない都庁の志望動機
    のライン
(12)併願先をどう答えるか
(13)面接試験の評価プロセス
(14)面接の日程や順番で、合格の見込みが
    分かるか
(15)都庁でも圧迫面接はあるか
(16)面接官からのヒントを活用する
(17)即戦力であるとアピールすべきか
2 面接の評価基準 <序論>
(1)「人物の評価」に関する受験生の勘違い
(2)都庁面接官の心理
(3)都庁の昇任試験の面接では何が試されて
   いるのか
3 面接の評価基準 <総論>
(1)評価基準の分析
(2)リーダーシップは都庁面接でどう評価
   されるのか
(3)なかでも特に重視される受験生の能力
(4)受験生の本当の姿勢が見られている
4 面接の評価基準 <各論>
- 面接官の疑念を晴らすアピール方法
(1)問題意識
(2)チャレンジ精神
(3)課題設定力
(4)積極性・行動力
(5)マナー・態度
(6)チームワーク・協調性
(7)説得力
(8)課題解決力
(9)明確な強みを提示する
5 面接試験を見据えた
 『都庁 組織・人事改革ポリシー』詳説
- 当局は、これからはどんな人材を評価すると
  宣言しているのか
6 面接官に「この人を採りたい」と思わせる
  最後の一押し
(1)都庁に特化した無敵の志望動機
(2)なぜ熱意が重要か
(3)受験生が勘違いしている都庁がほしい人材
(4)面接官との相性
(5)都庁特有の面接NGワード
(6)「最後に何か質問はありますか」に
   どう対応するか
7 面接試験で求められるコミュニケーション力
  の真相

付録:都知事発言からみた、求める人材像

<下巻> 全164ページ( 約6万8千字)
はじめに
8 面接シートの書き方
(1)総論 - 良い質問を引き出すために
(2)各論 - 1類B(一般方式・新方式)、
        1類A
9 回答実践 - 厳選61問
 ・学生としての勉学・活動に関する質疑応答
 ・都庁での仕事・職務に関する質疑応答
 ・都政に関する質疑応答
 ・就職活動に関する質疑応答
10 新方式のプレゼン・グループワーク
- 都庁職員候補として高く評価される行動様式

付録:面接での三つの"シティ"への言及の仕方
おわりに

以上の項目について、都庁の面接試験およびプレゼンテーション等に特化した専門書です。
公開サイトリンクは以下のとおりです。

都庁OBが教える、都庁面接試験の本質
(平成29年度改訂版)
<上巻>
都庁OBが教える、都庁面接試験の本質 上巻


<下巻>
都庁OBが教える、都庁面接試験の本質 下巻


対応機種等については以下のとおりです。

対応機種:パソコン(Window, Mac), スマートフォン(iPhone, Android), iPad, Kindle Fire端末, Samsungタブレット
 
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